WIndowsの起動途中でエラーが表示され、再起動が繰り返される。
自動修復も効かないようです。
とのお問合せ。
持ち込まれたノートは、
HP Probook4540s
元は、Windows7でしたが、Windows10にアップグレード済み。
電源を入れてみると、、、
起動途中でエラーストップ↓
停止コードは、 BAD SYSTEM CONFIG INFO
のメッセージ。
再起動後、自動修復が行われますが効果なし↓
「スタートアップ修復でPCを修復できませんでした」のメッセージ。
シャットダウンして、もう一度起動してみましたが、不具合変わらず。
Windows10の起動時エラーの自動修復は、1回目で失敗しても、2回目、3回目で成功することもあるようです。
ここで、ハードディスクのイメージコピーを取得。
これで、何があっても現在の状態に戻すことができます。
ハードディスク自体に物理的なエラーが発生している場合は交換することとなります。
SMART情報チェックの為、ハードディスクを取り出します。
バッテリー取外しの為の左右のスライドをいっぱいに内側にずらすと↓
底面のカバーが外れます。
いつも思いますが、この仕組み最高に便利ですね。
ネジ4本を外し、左側にずらすようにして、ハードディスクを取り出し↓
別のパソコンに接続、SMARTをチェックすると異常なしでした。
ハードディスクをノートに戻して、
トラブルシューティングの詳細オプション>コマンドプロンプトからchkdskを実行↓
空領域の修復がされましたが、不具合改善無し。
システムの復元も無理↓
”以前のビルドに戻す”、”このPCを初期状態に戻す”とも、エラーで実行できず。。。
”BAD SYSTEM CONFIG INFO”
を調べてみると、原因はレジストリの破損で、対応はリカバリするしかないようでが、レジストリのバックアップを手動で適応することにより、復活することもあるようです。
ただ、それだけではうまくいかないとの情報もありますが、、、
試してみることに。
イメージバックアップから、手持ちのハードディスクに復元し、同様の不具合となっていることを確認。
別のパソコンに接続し、
レジストリのバックアップファイルを手動で現在のファイルに置き換え↓
C:\windows\system32\config フォルダ内の
”DEFAULT” ”SAM” ”SECURITY” ”SOFTWARE” ”SYSTEM”
の各ファイル名を変更(今回は、拡張子として”old”を付けました)
同じフォルダ内のRegBackフォルダ内にある、上記と同じ名称のファイルをコピーしてきて完了。
ハードディスクをノートに接続し、電源ON、Windows起動OK↓
同じ作業を、純正のハードディスクでも行い起動を確認。
主に使用されているソフトや、ブラウザの起動を確認。
Cドライブのクリーンアップとデフラグを行い、作業完了。
すでにお引渡し済みです。
ありがとうございます。
パソコン診療所
うえはら