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2021年11月05日

LaVie のWindowsアップデートエラー対応

起動不可でお預かりしたNECノート。

LaVie LL750/S
Windows10 Home 64bit (販売時はWindows8.1)

電源ON直後の「NEC」ロゴ表示のまま切り替わりません。
が、
何かキーを押すと、画面が切り替わり、起動が始まります。

どうも、押していない状態のTABキーが、押された状態となっているようでした。
TABキーを、何度か強く押して不具合解消。

Windows起動後、バージョンを確認すると”1909”
アップデートの更新履歴を確認すると、メジャーアップデートのバージョン”20H2”がエラーで失敗しています。
エラーコードは、0xc1900101

WindowsUpdate のトラブルシューティング、クリーンブートでのアップデート、chkdsk実行後も、エラー解消ならず。
再起動時のアップデート適応中、さらに一度再起動した後のアップデート中にいきなり電源が落ちてしまいます。
電源を入れると、、、
「コンピュータに対する変更を元に戻しています」
のメッセージが表示され、結局、1909 に戻ってしまいます。

そこで、コマンドプロンプトからシステムファイルのチェック ”sfc /scannow" を実行↓
LaVie のWindowsアップデートエラー対応
破損したファイルを修復した、、、そうなので、再度、アップデートしましたが、、、失敗。

さらに不具合対応を行う前に、CドライブのバックアップとしてイメージコピーをうUSBメモリに取得。
→Cドライブのみ復元すると、エラーで起動できず。自動修復がかかりますが10分程経過しても終了せず。
→Cドライブとその前のシステム領域も同時に復元することで、エラー無く起動できました。
→バックアップは、Cドライブとその前のシステム領域もとることが必要なようです。

不要なソフトや、怪しげなソフトを削除。
システムファイルの復元 ”DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth” を実行するも解決ならず。

Windowsアップデートをリセットする方法も空振り↓
https://solomon-review.net/windows10-update-fail-repair/

メジャーアップデートのエラーで、最も改善効果が多いと思われる「Windows10更新アシスタント」での、最新バージョン(21H1)へのアップデートもX

その他の症状として、、、
●シャットダウン時の項目に、「更新してシャットダウン」「更新して再起動」のマークが毎回出る。
 →更新して~を選択しても、次回起動し終了時ににも同様にマークが出続けます。
●WindowsUpdate のウィンドウで、
「デバイスに重要なセキュリティ修正プログラムと品質修正プログラムがありません。」「最新の状態ではありません」
の表示が出ていて、手動でアップデートをかけても「最新の状態です」とならない。
●ネットに接続していると、常にバックグラウンドでWindowsアップデートが走っている状態。
 →アップデートを一時停止としていても実行されている。
 →ので、必要時以外は、LANケーブルを抜くようにしていました(抜くと実行されない)

いろいろとネットを検索していると、
1909 から 20H2 へのアップデートで失敗することが多く発生していること。
エラーコード、0xc1900101 はありがちなエラーで、アップデートに対応できないドライバが原因?

更新の履歴を確認すると、確かにドライバのアップデートにエラーが3つ↓
LaVie のWindowsアップデートエラー対応
NEC Personal Computers. Ltd. - System
NEC Personal Computers. Ltd. - Keyboard
NEC Personal Computers. Ltd. - HIDClass
の3つ。

マイクロソフトアップデートカタログを開き、右上の検索欄に、
”NEC Personal Computers.”
を指定して検索すると、553件(23ページ)出てきました↓
https://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=NEC%20Personal%20Computers.
タイトルを降順で並べ替えると、NEC~がすぐに出てきます。

タイトル名で、エラーとなっている3つのドライバを探します。
見つかったら、タイトル名(下画像では”NEC Personal Computers. Ltd. - System”)をクリックして、詳細を表示↓
LaVie のWindowsアップデートエラー対応
概要タブの「ドライバモデル」がWindowsデバイスマネージャでのドライバ名になるようです。
 →上画像では、”NEC Hardware Utility Interface”

デバイスマネージャの”システムデバイス”を開くと、”NEC Hardware Utility Interface”が有ります(矢印)↓
LaVie のWindowsアップデートエラー対応
文字の半分だけしか見えず、、、すみません。
→なぜか、Intel Management~ と間違えてしまっていました。

デバイスのプロパティーを開き、ドライバタブの「日付」の項目を確認します↓
LaVie のWindowsアップデートエラー対応
ここの日付が、2013年か14年(恐らくノート購入時点のまま)となっていたので、アップデートされていないことは明らか。
日付から、Windows8.1時代のドライバのままと言うことで、、、かなり臭いますね。
 →上画像は、間違えて Intel Management~ を撮ってしまっていますが、確認手順は同じ。

早速、マイクロソフトアップデートカタログから、該当しそうなバージョンを選びましたが、インストールできない。。。
細かいバージョンがあるのでわかりづらい。。。

ので、

LANケーブルをつなぎ、ダメもとで、上画像のドライバの更新をクリック。
ドライバーを自動的に検索をクリック↓
LaVie のWindowsアップデートエラー対応
すると、、、自動でアップデート成功。

同様に、
Windowsアップデート失敗の”NEC Personal Computers. Ltd. - HIDClass”
は、
デバイスマネージャの ”NEC HID Mini-driver for Hardware Radio Switch” ↓
LaVie のWindowsアップデートエラー対応
ヒューマン インターフェイス デバイス にあります。
こちらも、手動でドライバの自動更新をかけて、アップデートされました。

キーボードのドライバに関しては、現時点での最新にアップデートされているようでした。

やはり、バックグラウンドでアップデートも始まっているので、しばらく待機。
→今回は失敗していた時より長く、3時間あまり待ちました。
シャットダウンのマークに再起動の印がでたので、更新してシャットダウン。

電源ONで、アップデートがはじまり、、、50%が過ぎても、シャットダウンすることなく進行していきます。
3時間ぐらいかかりましたが、デスクトップ表示で、無事成功。
最新Windowsを入手の表示も↓
LaVie のWindowsアップデートエラー対応

5ページ目までめくると完了の表示↓
LaVie のWindowsアップデートエラー対応
必ずしも、めくらなくてもよいとおもいますが。。。

Windowsのバージョンを確認すると、、、↓
LaVie のWindowsアップデートエラー対応
待望の、20H2
まさに、完了!です。
やれやれ、、、

その後で、さらにWindowsアップデートをかけましたが、20H2の状態のまま。
ただし、エラー等はないので、アップデートは正常に機能しているよう。

でも、せっかくなので、再度Windows10更新アシスタントを使用してみることに↓
LaVie のWindowsアップデートエラー対応
再起動して、、、失敗。。。

何らかの原因があるはずですが、エラーコードの表示が無く原因究明が困難。
ログを見るとヒントがあるはずですが、現時点でWindowsアップデートが正常に機能しているのでそのままに。
→他のアップデートで準備ができると、21H1が適応される可能性もあり。


ところで、3ヶ月ほど前にも、LaVieノートで同様の不具合がありました。
ノートは、LaVie LS350/R
→動作が遅く、ネットに繋がらない等の不具合でお預かり。
不具合対応中に、Windows10のバージョンが1909のままであることが判明。
アップデートを実行してみるのですが、20H2 へのアップデートがエラーで戻ってしまうと言う、まさに同じエラーでした。

さらに、対応中にofficeの起動が出来なくなり、オンライン修復で起動できるようになったものの、再度、認証を受ける必要がありました。
→保管されていたプロダクトキーで際認証しました。
不具合対応の最大の目的が、「ワード、エクセルを使用できるようにしたい」とのことでしたので、office起動不可→修復→認証 の事態を受け、Windowsアップデートの対応は無しとしました。
→ディフェンダーの更新は行われていることを確認。

今回も、思い出した時点で、officeの起動を確認したところ、、、起動不可となっていました。
やはり、オンラインでの修復となり、再認証が必要となりましたが、プロダクトキーが探せないとのこと。
Cドライブのイメージバックアックから、リストアしてみましたが、すでに、office起動不可でした。
以前は、勉強のためにワードエクセルを使用していたそうですが、最近は、使用していないようで、現状のままお引渡しとなりました。
→最大の目的は、ネットを見ることができるようにしてほしいとのことでした。

1909 から 20H2 へのアップデート不具合と、office起動不可となることと、何らかの関連があるのでしょうか。。。
不具合対応の過程で、起動不可になるのか。。。
あるいは、全くの偶然か。。。
今となっては、不明のままです。。。
アップデート対応の際は、ご注意を。

パソコン診療所
うえはら



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