ハードディスクを交換した Lenovo G500
Windows10をインストール、アップデート、クリーンアップ、デフラグを完了。
Acronis True Image で、リカバリ用のディスクイメージをバックアップしたいのですが、、、内蔵DVDドライブは使用不可。
→Windows10インストール時に、BIOSでも認識していないことを確認済み。ドライブ自体は正常動作なので、コネクタの接触不良か、基板側での不具合
そこで、
USBの外付けBDドライブを使用するこに↓
電源ボタンの隣の小さなボタンで電源をONに↓
するとメニューが表示されるので、”Boot Menu”を選択↓
すると、、、
”Boot Option Menu” に、外付けDVDが表示、、、されない。
USBコネクタを何度か抜き差ししてもう一度、、、表示されない。
USB3.0、2.0とも同様。
別の True Image の起動CDを使用しても、、、同上。
BIOS設定でUSBからの起動は有効になっていて、UEFIモード、レガシーモードとも不可。。。
USBからの起動のチェックのため、Windows10インストール用のUSBメモリを取り付けると、起動ドライブの一覧に表示され、USBからの起動もOK
となると、外付けドライブとの相性の可能性もあるので、別の外付けDVDドライブに変えて試すと、、、やはり一覧に表示されず。。。
もしかして、DVDでの起動ができないのかと思い、同じドライブでWindows10インストール用のDVDから起動を試みると、、、起動OK
これまでの状況から、Acronis True Image での起動が不可、使えない、、、との結論に。。。
これまで、起動中のエラーでうまく使えないことはありましたが、起動デバイスとして認識しないことは初めてです。
そこで、True Image の使用をあきらめ、Windowsの機能で、パーテーションイメージのバックアップを作成することに。
利用するのは、「システムイメージ」の作成です。
→今回、初めての使用でした。
方法は、Lenovoの「Windows 10でシステムイメージを作成しバックアップする方法」を参照↓
https://support.lenovo.com/il/ja/solutions/ht118772
ハードディスクの最後のパーテーション(バックアップ用)に、最後のパーテーション以外のイメージバックアップを完了。
さらに、
「システム修復ディスク」をCDRに作成。
これで、Windowsが起動しない状態となっても、
「システム修復ディスク」から起動→「システムイメージ」を読込んで復元。
が可能となり、いつでも、引渡し時のWindowsの状態へリカバリできます。
ただ、ハードディスクの交換となった場合は、「システムイメージ」が無いことになります。
そこで、最後のパーテーションに作成したシステムイメージを、まるごとUSBメモリにコピー※。
→※USBメモリからのシステムイメージ読込みは不可。
→※そもそも、システムイメージの作成先として、USBメモリは使用不可(ハードディスク、DVD、ネットワーク上のストレージのみ)
実際に、システムイメージからのリカバリが可能か試して見ることに。
システム修復ディスクを入れた外付けDVDドライブをノートに繋いで、小さなボタンで電源ON.
”Boot Option Menu” に、外付けBDドライブが表示されているので選択↓
システム修復ディスクから読込みが始まったかと思ったら、エラーの表示に↓
DVDに作成した修復ディスクでも同様、別のDVDドライブでも同様、何度やっても同じ。
なぜ!?
どうこうしても起動しないので、修復ディスクをあきらめ。
ならば、回復ドライブで試してみます。
回復ドライブの作成には、USBメモリが必要となります。
→DVDドライブが使用できないので、かえって、USBメモリで起動のほうが都合がいい。
USBメモリの必要な容量は後述。
作成の際、初期化されてデータは全て消去されますので、必要なデータがある場合は、他へ移動させておきます。
では、回復ドライブの作成。
まず、
アプリ一覧の「Windowsシステムツール」内の「コントロールパネル」を開きます↓
コントロールパネル内、左上の「セキュリティとメンテナンス」を開いて↓
「回復」をクリック。
高度な回復ツール 内の「回復ドライブの作成」をクリック↓
「回復ドライブの作成」ウィンドウが開きます。
「システムファイルを回復ドライブにバックアップします。」のチェックを外して、「次へ」(作成されるファイルは数百MB)。
→先にバックアップした「システムイメージ」から復元するため、チェックを外しています。
→回復ドライブのみでWindowsを初期化したい場合は、チェックをつけたままとします(USBメモリ16~32GB必要)。
→回復ドライブでの初期化では、回復ドライブを作成した時点でのWindowsのアップデートや設定は復元されますが、インストールしていたソフトや保存したファイルは復元されません(全て含めたい場合はシステムイメージを取得します)。
USBメモリが認識されます↓
USBメモリが複数刺さっている場合は、ここで選択することになるのでしょうか。
「次へ」
USBメモリに保存されているファイルが削除されることの注意書きが表示↓
「作成」
USBメモリに回復ドライブの作成が開始されます↓
「完了」をクリック↓
文字通り作成完了です。
使用された容量は約500MB程度でしょうか↓
システムのバックアップを含めない場合は、1GBのUSBメモリにも作成できますね。
ここで、回復ドライブのUSBメモリの空容量にシステムイメージをコピーしておくと、USBメモリ1本でハードディスク交換となってもリカバリできる!
DVDドライブいらずで、このノートにピッタリ。
と、企てたのですが、そうは問屋がおろさないと。。。
回復ドライブはFAT32で作成されます。
システムイメージには、4GB以上の大きさのファイルがあるため、回復ドライブのUSBにコピー不可。
→FAT32で使用できるファイルの最大サイズは4GB。
さらに、「システムイメージ」を復元する際は、読込先にUSBメモリを認識しません。
なので、回復ドライブにシステムイメージを一体化する作戦はX
仕方がないので、DVDにシステムイメージを作成↓(3枚でした)
http://www17.plala.or.jp/gisho/pc-sys_ima_d1.htm
回復ドライブをノートに挿して、電源ボタンの隣の小さな矢印ボタンで電源ON。
”Boot Menu”から、USBメモリを選択↓
この時、作成したDVDのシステムイメージの「最後の」1枚を入れた外付けDVDドライブも接続しておきます。
キーボードレイアウトの選択では、”Microsoft IME”を選択↓
オプションの選択では、”トラブルシューティング”を選択↓
詳細オプションでは、”イメージでシステムを回復”を選択↓
イメージでシステムを回復では、”Windows 10”を選択↓
「コンピュータのイメージの再適用」ウィンドウが開きます↓
”場所”にDVDドライブが表示されていますね。
→表示されていない場合は、”システムイメージを選択する”をチェックして、「次へ」
「システムイメージ」作成時と同じパーテーション構造とする場合は、チェックを付けます↓
ストレージが2つ以上有る場合は、「ディスクの除外」の指定も必要なのでしょうか(未確認)
グレー表示になっている場合は、、、そのまま。。。
「次へ」
「完了」をクリックすると、システムイメージからの復元がはじまります↓
ウィンドウに表示される手順どおりに進めて復元に成功。
回復ドライブとシステムイメージのDVDで、リカバリ用メディアとしてノートに付属しました。
通常は、
システム修復ディスクで起動→システムイメージのDVDから復元
でも、同じくリカバリが可能と思われます。
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