動作が重いので、ハードディスクからSSDに交換、
と、
キーボードの動作がおかしい、、、
とのことで、持ち込まれたDELLのノート。
Inspiron15 3521
元はWindows8 で 10 にアップグレードされています。
以前にレポートしたLaVieと2台お預かりしました。
Windowsの起動が遅い感じですが、起動後は、それほど遅い感じはありません。
メモ帳を開いて、キー入力の確認。
アルファベットやファンクションキーなど、特に問題無し。
こちらも、Windowsアップデート中の反応が遅くなることによるキー入力不可の勘違いかと思いましたが、、、
テンキーの入力が変。
「7」を押すと「71」が入力される。
「1」を押すと「71」が入力される。
「9」を押すと「93」が入力される。
「3」を押すと「93」が入力される。
一つのキーで文字が2つ以上入力される状態で、明らかに異常ですね。
ただ、テンキーなので、使わなければ問題ない状態。
交換するかどうか確認したところ、
「交換をお願いします」
とのことでしたので、ヤフオクを探して中古を購入。
キーボードが届くまでに、ハードディスクからSSDへの交換作業。
ハードディスクのSMARTをチェックすると、代替え済セクタが32ヶ所↓
「生の値」の20は、16進数表記です。
チェック時にもWindowsは起動可能な状態なので、現状のままハードディスクのイメージをアクロニスでバックアップ。
特に問題なく完了。
ノート本体底面のカバーを開けて、ハードディスク取り出し↓
SATAコネクタから抜くように左側にずらし、ハードディスクに付いている「フィルム」を持って持ち上げるようにしながら、右側にずらすと取り出すことができます。
上画像には、メモリと、CMOS保存用のボタン電池も見えますね。
左側が、取り出したSeagate製の500GB↓
右側が、交換に使用するLexarのSSD120GB↑
このSSDは、半年ほど前に購入したノートパソコンに新品同様の状態で付いていたもの。
SSDを交換後、プライベート用のデスクトップで使用していましたが、半年間、特に問題なく使用できていました。
→1日2、3時間の使用なので、通電時間は500時間弱でした。
DELLに使用するため、さらに交換。
SSDに、システム領域とCドライブのみ復元すると、、、起動しない。。。
→Dドライブはデータ無しでした。
「起動パーテーションが無い」のようなメッセージ!?
よくよく確認すると、、、
先頭のシステムパーテーション以外に2つのパーテーション(CとD)で区切られていますが、
2番目がDドライブ、
3番目がWindows
のパーテーションと判明。
なぜこうなっているのか不明。
先頭のシステム領域と、3番目のパーテーションをSSDに復元↓
Windows起動を確認後、SSDの後半10GB程度を、バックアップ用のDドライブとして作成。
とりあえず、一般的な構成に戻しておきました。
サービスの「sysmain」を停止、無効化。
→Sysmainは、ストレージからの先読み機能ですが、SSDの場合は無効化しても充分早い。
→以前は、「Superfetch」の名称でした(Windows10では2018年まで)。
Windowsアップデートやクリーンアップを行いSSD化作業完了。
購入した専用キーボードが届きました(手前)↓
型番は、Model:NSK-LA0SC 0J Rev:A00
キーボードを交換すると、キー入力の不具合は解消されました。
が、
画像を見て分かるとおり、購入したキーボードには、テカリが目立つキーがあります。
そこで、
元のキーボードから、アルファベットと、その他テカリの目立つキーを取外して↓
購入したキーボードのキーと交換。
これで、見た目上も、交換前のキーボードとほぼ変わらない感じになりました。
全ての作業完了です↓
ありがとうございます。
近々、もう1台のLaVieと一緒に引き渡し予定です。
パソコン診療所
うえはら