2016年03月08日
不具合あるものの再現せず
寒いと、電源が入らなかったり、windowsが起動しなしことがある。。。
使用中に、ブルースクリーンがでることも。
壊れる前に、音楽などのデータを取り出して、バックアップしておきたい。
とのご連絡があり、ノートを持ち込まれました。
NECのノート
LaVie LL750/A
windows7 Home 64bit
早速、不具合の状態を確認すると、
→電源ONはOK
→画面表示もOK
→windowsの起動もOK(ちょっと遅い?)
一旦電源を切って再度ON。問題なし。
寒いと、不具合が起きやすいとのことですが、、、!?
一般的に、パソコンは暑いと不具合が出やすくなります(熱に弱い)。
とは言っても、一般家庭で、真夏のクーラー無しの部屋での動作ぐらいは想定されているはずです。
しいて考えられることは、温度が低い(寒い)と、全ての物質(もちろんパーツなども)は縮んでしまうので、接触不良がおきてしまう。。。
ことぐらいか。
とりあえず、windowsが動いているので、ハードディスクのSMARTをチェックすると代替えセクタが多数↓

16進表記で684個所。普段使用している10進法だと、1668ヶ所。
あきらかに異常です。
ハードディスクの異常で電源が入らなくなることはまずありませんが、
→外付けのハードディスクに音楽や動画のデータをバックアップしていても、パソコンがないと見れない聞けない。
→ハードディスク交換後、その他の不具合でパソコンが使えなくなっても、通常、データが消えてしまうことは無い。
ことから、交換対応することになりました。
不具合の状況、対応は、基本的に最近対応したDynabookと同じです。
まず、合計170GB程の、音楽と動画のデータを外付けハードディスクへ3時間程かけてバックアップ。
完了後、パソコンから削除。
次に、アクロニスのトゥルーイメージでハードディスク丸ごとのイメージをバックアップ。
今回は、読込み不能なセクタはありませんでした。
ノート底面から、ハードディスクを取り出し↓

このテープのような物を引っ張ると、ハードディスクが取外せます。
上画像はカバーを取外しただけの状態で、ハードディスク自体はネジ止めされていません。
左側が不具合発生の東芝製 MK5065GSX SATA 非AFT 500GB

右側が交換に使用するWesternDigital製 WD5000BPVT SATA AFT 500GB チェック済みの中古
WesternDigitalを取り付け、イメージバックアップから復元。windows起動確認。
いつものように、windowsの設定の調整や不要機能の停止などメンテを行い、アップデートをしようとしたところエラー↓

「現在サービスが実行されていないため 、Windows Update で更新プログラムを確認できません。このコンピューターの再起動 が必要な可能性があります。」
再起動しても、同じメッセージでアップデート不可。
アップデートの更新履歴を表示してみると空白↓

とすると、やはり、バックアップ時に何らかの読取エラーがあった恐れがあります。
システムファイルチェック sfc /scannow を実行すると↓

結果、、、修復できませんでした。。。
だが、システムにエラーがあることは判明。
一般的なwindowsupdateに関するエラー対処方法では回復せず。
そこで、windowsのログを見てみると、アプリケーションにエラーが大量発生↓

イベントIDは257
「暗号化サービスで、カタログ データベースを初期化できませんでした。ESENT エラー: -583。」
こちらを参考↓に対応することに。
http://d.hatena.ne.jp/marujx/20111109
カタログデータベースは↓
/windows/system32/catroot2
覗いてみると↓

dberr というファイルがとても気になります。。。
バックアップ元の、ハードディスク内のcatroot2を覗くと↓

dberr以外にも、ログファイルなどがある。
CatRoot2 フォルダの再作成について↓
https://social.technet.microsoft.com/Forums/ja-JP/5595e9de-e518-46a0-b29e-28df9fc82c19/catroot2-?forum=windowsserver2008ja
を参考に、エラーのハードディスクから、catroot2フォルダ内のデータを新しいハードディスクにコピー。
エラーがでるか、、、と思いましたがでず。
やった~!! と思った瞬間、なぜか、dberr以外のファイルが消えてコピー前の状態に戻りましたw
まさに、wな感じ。。。
参考にしているコチラの記述の最後辺りに、
「おそらく現象のトリガはHDDを換装したことで・・・」
→トリガとは引き金のこと、つまりきっかけとなったことです。
交換した後に不具合発生は、まさに今回の不具合と同じ。
原因の
Intel Matrix Storage Manager (チップセットのドライバ)
は、以前にも同様の不具合を起していて対処済みなはずなので、想定していた対応方法からは外れていました。
元々、新しいAFT対応の為、ラピッド ストレージ テクノロジ のドライバを入れることになるので、5シリーズのドライバの最終版をインストール。
そして、まさかの不具合改善↓

まじですか!!
チップセットドライバと、windowsupdateは、何がどう関連あるというのでしょう。。。
結果的には、めでたしめでたしということで。
今回も、ラピッド適応前↓

と
適応後のハードディスクのパフォーマンス↓

を撮りました。
dynabookでは、ラピッドをインストール後パフォーマンスが少し落ちてしまいましたが、今回はほぼ同じですね。
最後に、バックアップしてあった、音楽と動画を元の場所にコピー↓

して、対応完了。
不具合対応中、ハードディスク以外の不具合は再現しませんでした。
先週、お引渡し済みです。
ありがとうございました。
パソコン診療所
うえはら
使用中に、ブルースクリーンがでることも。
壊れる前に、音楽などのデータを取り出して、バックアップしておきたい。
とのご連絡があり、ノートを持ち込まれました。
NECのノート
LaVie LL750/A
windows7 Home 64bit
早速、不具合の状態を確認すると、
→電源ONはOK
→画面表示もOK
→windowsの起動もOK(ちょっと遅い?)
一旦電源を切って再度ON。問題なし。
寒いと、不具合が起きやすいとのことですが、、、!?
一般的に、パソコンは暑いと不具合が出やすくなります(熱に弱い)。
とは言っても、一般家庭で、真夏のクーラー無しの部屋での動作ぐらいは想定されているはずです。
しいて考えられることは、温度が低い(寒い)と、全ての物質(もちろんパーツなども)は縮んでしまうので、接触不良がおきてしまう。。。
ことぐらいか。
とりあえず、windowsが動いているので、ハードディスクのSMARTをチェックすると代替えセクタが多数↓
16進表記で684個所。普段使用している10進法だと、1668ヶ所。
あきらかに異常です。
ハードディスクの異常で電源が入らなくなることはまずありませんが、
→外付けのハードディスクに音楽や動画のデータをバックアップしていても、パソコンがないと見れない聞けない。
→ハードディスク交換後、その他の不具合でパソコンが使えなくなっても、通常、データが消えてしまうことは無い。
ことから、交換対応することになりました。
不具合の状況、対応は、基本的に最近対応したDynabookと同じです。
まず、合計170GB程の、音楽と動画のデータを外付けハードディスクへ3時間程かけてバックアップ。
完了後、パソコンから削除。
次に、アクロニスのトゥルーイメージでハードディスク丸ごとのイメージをバックアップ。
今回は、読込み不能なセクタはありませんでした。
ノート底面から、ハードディスクを取り出し↓
このテープのような物を引っ張ると、ハードディスクが取外せます。
上画像はカバーを取外しただけの状態で、ハードディスク自体はネジ止めされていません。
左側が不具合発生の東芝製 MK5065GSX SATA 非AFT 500GB
右側が交換に使用するWesternDigital製 WD5000BPVT SATA AFT 500GB チェック済みの中古
WesternDigitalを取り付け、イメージバックアップから復元。windows起動確認。
いつものように、windowsの設定の調整や不要機能の停止などメンテを行い、アップデートをしようとしたところエラー↓
「現在サービスが実行されていないため 、Windows Update で更新プログラムを確認できません。このコンピューターの再起動 が必要な可能性があります。」
再起動しても、同じメッセージでアップデート不可。
アップデートの更新履歴を表示してみると空白↓
とすると、やはり、バックアップ時に何らかの読取エラーがあった恐れがあります。
システムファイルチェック sfc /scannow を実行すると↓
結果、、、修復できませんでした。。。
だが、システムにエラーがあることは判明。
一般的なwindowsupdateに関するエラー対処方法では回復せず。
そこで、windowsのログを見てみると、アプリケーションにエラーが大量発生↓
イベントIDは257
「暗号化サービスで、カタログ データベースを初期化できませんでした。ESENT エラー: -583。」
こちらを参考↓に対応することに。
http://d.hatena.ne.jp/marujx/20111109
カタログデータベースは↓
/windows/system32/catroot2
覗いてみると↓
dberr というファイルがとても気になります。。。
バックアップ元の、ハードディスク内のcatroot2を覗くと↓
dberr以外にも、ログファイルなどがある。
CatRoot2 フォルダの再作成について↓
https://social.technet.microsoft.com/Forums/ja-JP/5595e9de-e518-46a0-b29e-28df9fc82c19/catroot2-?forum=windowsserver2008ja
を参考に、エラーのハードディスクから、catroot2フォルダ内のデータを新しいハードディスクにコピー。
エラーがでるか、、、と思いましたがでず。
やった~!! と思った瞬間、なぜか、dberr以外のファイルが消えてコピー前の状態に戻りましたw
まさに、wな感じ。。。
参考にしているコチラの記述の最後辺りに、
「おそらく現象のトリガはHDDを換装したことで・・・」
→トリガとは引き金のこと、つまりきっかけとなったことです。
交換した後に不具合発生は、まさに今回の不具合と同じ。
原因の
Intel Matrix Storage Manager (チップセットのドライバ)
は、以前にも同様の不具合を起していて対処済みなはずなので、想定していた対応方法からは外れていました。
元々、新しいAFT対応の為、ラピッド ストレージ テクノロジ のドライバを入れることになるので、5シリーズのドライバの最終版をインストール。
そして、まさかの不具合改善↓
まじですか!!
チップセットドライバと、windowsupdateは、何がどう関連あるというのでしょう。。。
結果的には、めでたしめでたしということで。
今回も、ラピッド適応前↓
と
適応後のハードディスクのパフォーマンス↓
を撮りました。
dynabookでは、ラピッドをインストール後パフォーマンスが少し落ちてしまいましたが、今回はほぼ同じですね。
最後に、バックアップしてあった、音楽と動画を元の場所にコピー↓
して、対応完了。
不具合対応中、ハードディスク以外の不具合は再現しませんでした。
先週、お引渡し済みです。
ありがとうございました。
パソコン診療所
うえはら