修理対応せず
電源を入れても画面に何も表示されない。
何度か入れ直すと、起動できる場合もある。
起動後はほぼ問題なく使用できるが、時々フリーズすることがある。
徐々に症状が悪化してきた。
とのご連絡があり、ノートパソコンを持ち込まれました。
東芝のDynabook
WindowsVista
当時の製品です。
結果を先に書くと、不具合の原因はブロードライザ。
こちらのブログが参考になりました↓
http://blog.phooen.com/blog-entry-62.html
dynabook TX/64Hの蘇生
ありがとうございます。
ちょうど同世代のノートパソコンですので、分解の手順は上記サイトを参考に。
上面カバーを取外したところ↓
いつものように、ドライブ類など取外せるパーツは全て取外し、ACアダプタやメモリも交換。
しかし、不具合は変わらず。
CPU裏側部分のアップ。
丸印が問題のブロードライザ↓
黒いチップのような物が張り付いています。
まだこの時点では、ブロードライザを知りませんでした。
割とメジャーな故障のようですが、これまでパソコン診療所に持ち込まれたことがありませんでした。
このネジを外すと、マザーボードを取り外すことが出来ます↓
取外したマザーボード(底面側)↓
不具合らしい不具合は特定できず。
ネットを調べると、すぐにブロードライザと判明。
なるほど、不具合の症状がピッタリ。
不具合の対応は、、、
ブロードライザの張替えはなかなか難しく、さらにブロードライザ自体も不良品が多く出回っているようです。
代わりにチップコンデンサを使用することなども、確実性がなく、不具合が解消するとは限らない。
マザーボードごと、あるいは、パソコンごと交換するとしても、再度、同じ不具合が発生する可能性が高い。
Vista当時のノートで、特にこのパソコンを使用したいと言うこだわりはない。
とのことから、無しとなりました。
実は、
ノートを組み立てた後、電源を入れてみると、1回だけ起動しました↓
システムファイルをチェックし修復。
その後、電源を切って、再度入れると、、、不具合再発。
もしや、他の原因か?!、、、と思いましたが、やはりダメですね。
最後には、ACアダプタのコードが断線していることも判明し、対応無しでお引渡ししました。
新しいノートの購入を検討されるとのことです。
ありがとうございました。
パソコン診療所
うえはら
関連記事